十一日月 朝〜昼/交錯する想い






/1


 ────アインツベルン城での邂逅と別離の後。

 士郎達は夜通し歩き、走り、衛宮邸へと帰還した。

 士郎とシエルの傷はいつの間にか塞がり、両者に肉体的な損傷はないと言っていい。
 ただ、少なからず心に傷痕を残した者もいる。



 軽い朝食を終え、

「とりあえず休みましょ。こんなにクタクタじゃ戦えるわけないし。
 というわけで、夜まで自由行動ね。あ、でも勝手に出歩いちゃダメよ」

 それだけ言って自分の部屋へと消えていく凛。
 他の皆は思うところがあるのか、未だ居間から動かずただ俯く。

「シロウ。やはり、アーチャーは………」

 沈痛な面持ちで士郎に問いかけるセイバー。
 その顔は、分かっていながら訊かずにはいられない、という思いが見えた。

「……ああ。もう令呪に色がない」

 士郎の左手の甲にある令呪はすでにその輝きを失っていた。
 それが指し示す意味は───。

「あのヤロウ……! 一人で格好つけやがって……」

 吐き捨てるように叫ぶ士郎。
 それは赤い騎士にだけではなく、自身へも向けられた怒りであった。

 同じ存在でありながら、違う存在となった英霊エミヤ。理想の果てにいる存在。
 自身がまだアイツに届かないことなど理解している。
 それでも、己の無力さを呪わずにはいられなかった。

「士郎」

 そう呟くのアサシン。
 今までほとんど士郎と会話することのなかったアサシンが口を開く。

「なんだよ、アサ────」

 乾いた音が居間に響き渡る。
 何が起こったのか? 考えるまでもない。アサシンが士郎の頬を平手で打ったのだ。

 その光景を呆然と見守るセイバー達。

「なにするんだ、アサシン」

「お前に後悔して欲しくて、アイツは一人残ったのか?」

「──────」

「違うだろう。アイツはお前に何を託した? お前に何を遺した?
 それを理解できないようならお前はただの足手まといだ。
 もうサーヴァントもいないしな。ここで戦いが終わるまでじっとしてるといい」

 吐き捨てるように言って居間から消えるアサシン。
 その背中は、いつか見た赤い騎士のそれに似ているような気がした。

「あ、えーと、士郎。アサシンいつもはあんな風じゃないんだけど……」

 取り繕うように志貴が言葉を紡ぐ。
 それも士郎には届かず、俯いたまま動かない。

「────シロウ?」

「──あ、いや。大丈夫だよ、セイバー。ちょっと頭冷やしてくるな」

 見るに耐えない笑顔を作り、廊下へと向かう士郎。

「────シロウ……」

「えーっと……とりあえず皆休もう。疲れてるだろうしさ」

 なんとか場を繕い皆を促す志貴。



 そう、まだ戦いは終わっていないのだ。
 ────今後の為にも、今は休息が不可欠である。





/2


 ────場所は移り縁側。
 ぼんやりと蒼の中に白の斑を残す空を見上げるアサシン。

 どうやら彼はここがお気に入りのようだ。

「まったく……どうかしてる。なんだってあんなことを」

 あんなこと、とはもちろん士郎へと吐き捨てた言葉。
 元よりあまり人とは関わろうとしない志貴の可能性であるアサシン。

 それが自身の友の過去とはいえ、あんなことを自分がするとは。
 言った言葉にも驚いたが、手を上げたことの方が信じられない。

「誰かさんのお節介がうつったのかね」

 脳裏を駆けるのは赤い外套。
 あれほどの世話好きをアサシンは見たことがない。

 自分の存在すらないがしろにして、他人を助けるのだ。
 しかも死んでもそれを貫くという。
 まったく……とんだお節介焼きもいたもんである。

「なんで、……か。きっと答えなんて───」

 ただ見たくなかったのだ。後悔するあの男を。

 殺人貴の見たエミヤは自身の理想を貫いた男だった。
 それは自分の理想とは相反するもの。
 それでもその理想を信じた姿は、ひどく共感するものがあった。



 かつてエミヤは自分殺しを計画したのだが、それを殺人貴は知らない。
 故に、この男の中のあの男は剣のような男である。



 だからこそ、振り返るあの男を、見たくはなかったのだろう。

「ま、考えたって仕方ないよな。
 ここで折れるような剣なら、それまでの男だったてことだ」

 うーん、と背伸びをし、ごろりと横になるアサシン。
 その様は緊張感の欠片もない。

 そして天を掴むように、その手を伸ばす。

「────エミヤ。お前に託されたもの、必ず守り通して見せるから。
 俺自身の────願いに代えても」



 赤い騎士の遺したものは、黒い暗殺者の心へも響く。
 それがたとえ彼の騎士が望んだ結末ではないとしても、黒の男は、己の誓いを貫き通す。





/3


 ────アサシンの言葉が頭の中を駆け巡る。

 アーチャーが託したもの、遺したもの。
 それは一体、なんだったのか。

 あいつは俺に────何を伝えたかったのか。



「ん………士郎?」

 自室にて耽る士郎の隣の部屋。
 襖一枚隔てた先から顔を出すのは最愛の人、遠坂凛。

 いつの間にか隣の部屋へと本拠地を移していた凛が士郎へと声を掛ける。

「遠坂…………」

「アンタ、何て顔してんのよ。今にも死にそうじゃない」

 青ざめる、を通り越しまるで死人のような顔色の士郎に凛は眉を顰める。

「いや、ちょっと考え事をな」

「ふぅーん。とりあえず、話してみなさい」

 のそのそと士郎の隣へと移動する。

「え、いやでも。これは俺の問題────」

「何言ってんのよ。あんたの問題はわたしの問題。ほら、早く話しなさい」

 びしっと指先を鼻先に突きつけ、有無を言わさず喋れと詰め寄る。
 それに渋々とさきほどの出来事を語る士郎。



「へぇー。あのアサシンがねぇ。そりゃびっくりね」

「いや、論点はそこじゃなくてだな──」

「わかってるわよ。
 それよりもあんた、本当にアーチャーが託したもの、わかんないの?」

「────え?」

 その口ぶりに、士郎は驚きを隠せない。
 それはまるで全て知っているかのようだったからだ。

「確かにこれはあんたの問題だわ。わたしがどうこう言うもんじゃない。
 でもわたしにもあいつに託されたものがある。
 だからヒントだけあげる。
 アインツベルン城でのあいつの最後の言葉と、アンタだけに届いたであろう彼の想いを振り返りなさい。
 それで自ずと答えは出てくるわ」

 最後の、言葉。

『衛宮士郎。お前の理想はオレよりも遠い処にあることを、忘れるな』

 そして、あいつの想い。

 遠坂とセイバーには、出逢えたことへの感謝を。
 俺へは─────。





“理想”





 己には貫けなかった理想を、あいつは俺に、いや、俺たちに託した。
 衛宮士郎は、衛宮士郎で在り続けろと。
 オレの理想など越えて行けと、あの赤い騎士は想いを伝えた。

 一人では届かぬ理想も、共に歩む者がいれば必ず届くと。



「ああ────そうか」

 単純なものだった。
 俺たちには、それしかないのだから。
 最初から俺にあいつが託せるものなど、たった一つしかないじゃないか。

 俺は今、それを確かに受け取った。
 ならばその想いを、その誓いを、その理想を────。

「ありがとう、遠坂。やっぱり俺はダメだな」

「そんなの昔っから分かってるわよ。だから、わたしが側にいるんじゃない」

 そうだ、一人で悩むことなんかなかった。
 俺の隣には遠坂がいるんだから。

 人間は背負った荷物を持ってもらう事はできないし、持ってあげる事もできない。
 だけど。
 そんな重い荷物を背負っても、二人なら支えあっていけるのだから。

 守ろう、この大切な人を。
 貫こう、己の理想を。

 俺を支える一つの誓いを。
 俺を支えてくれる愛しい人を。



 ────俺は、必ず。







「ところで遠坂。一つ訊きたいことがあるんだけど」

「なぁに?」

 ごろごろと甘える凛に士郎はもう一つの蟠りを問う。

「昨日の朝さ、桜になんであんなこと言ったんだ?」

「あんなことって───遠坂の姓のこと?」

「いや、そうじゃなくて俺を奪えとかなんとか………」



『欲しいんだったら腕づくで奪ってみなさいな』



 なぜ凛があんなことを言ったのか、士郎は理解できずにいた。

「ああ、あれね。桜に道を示したかったの」

 思い出すように凛は語る。

「道?」

「あの子、諦めるって道しかないと思ってたのよ。
 今までずっと好きだったあんたへの想いを捨てて、新しい道を歩もうって。
 だからわたしはこういう道もあるんだ、って教えたかったの」

 それは茨の道。
 それでも凛は、その道を自ら閉じた桜に、もう一度開いた。

「いや、まあ、言いたいことはなんとなくわかるが……その、俺が困る」

 もし桜に迫られたら………理性がもつかどうか……。

「何よ、まさかアンタ、桜に色仕掛けされたらコロッと落ちるんじゃないでしょうね」

「い、いや、そんなことないぞ、うん。俺は遠坂が好きだからな」

「…………………」

「……………うぅ」

 じぃーっと睨む凛に士郎は視線を逸らしたいが逸らせずなんとか耐え抜いた。

「……まあいいわ。あの子がどんな道を選ぶのか、それはあの子が決めることだもの。
 あんたへの想いを捨てて新しい道を行くか、想いを捨てずわたしと戦うか。
 間桐として生きるのか、遠坂として生きるのか。
 一般人として生きるのか、魔術師として生きるのか」

「おい、最後のはなんだ? 訊いてないぞ」

「ん、それも桜が決めることよ。
 このまま何も知らなかったように日常に戻ることも今ならまだ可能だし。
 もし魔術師として生きるっていうなら、わたしは全力でサポートするわ」

「ちょ、遠坂。それってまさか………」

「もちろん倫敦に連れて行くわよ。
 わたしもそれなりに時計塔で名を馳せてるから弟子が一人くらい増えても問題ないでしょ」

 名声と共に悪評も轟いていることを凛は知らない。

「それにあの子、資質だけ見ればわたしと大差ないのよ? 知識はからっきしだけどね。
 まあ、魔術刻印がないから大成はできないと思うけど」

 士郎のように極めて特異な体質でもない限り、一代ではほとんど届かないだろう。
 それを分かっていながら、それでも凛は手を貸すという。

 それに士郎は愕然とする。
 自分の与り知らぬところ、主に凛の脳内で全て決定事項となっていることに。

「なあ、遠────」

「あんたは黙ってついてくればいいの。
 皆巻き込んで最高にハッピーな人生にしてやるんだから」

 それを聞き、士郎は思う。こいつには敵わない、と。
 自分が幸せになるだけでなく、周りすらも幸せにしてやると。
 言った以上は必ずやり遂げるだろう。なんと言っても、こいつは遠坂凛なのだから。

「───ああ」

 クシャクシャとその髪を撫で、抱きしめる。

「わたしは士郎が好き。桜も好き。セイバーも好き。
 誰も不幸になんかしてやらないんだから!」



 そう、あの赤い騎士に託されたものを。
 それ以上の願いとして叶えてみせると、心に誓う。





/4


 ────道場にて正座する一人の少女。

 道場は澄んだ空気に満ち、辺りを静寂が包み込む。
 その中で目を瞑り、微動だにすることなく、ただ己の内面へと心を飛ばす。

 アサシンの言った言葉。
 あれはシロウにだけ向けられたものだったのか?

 皆で戦えば勝つことができたかもしれない戦いを、あの騎士は敢えて一人で請け負った。
 それは────何故だ。

 勝てぬと悟り一人残ったのか?

 ────違う。

 ただ自らが犠牲になる為に一人残ったのか?

 ────違う。



 彼は、私達の願いの為に、一人残ったのだ。



 彼が最後に渡した言葉。

『確かに君の言う事は正しい。これはただのオレの我侭だ。
 それでもこれは譲れない。それに君には、まだ願いがあるだろう?』

 犠牲になる“誰か”を己とし、衛宮士郎の理想を貫く為に。

 アーチャー……やはり貴方は、衛宮士郎だったのです。

 ならば私は、貴方の守った者の為に、この剣を振るおう。
 そして託された想いを、自分の願いを叶えて見せよう。



 ────我が剣にかけて。誓いをここに。









 託された想いは皆の心に残響を響かせる。
 それは彼の生きた証として、永遠(とわ)に彼らの心と共に在り続けるだろう。





/5


 ────ところ変わりて新都にあるホテルの一室。

 そこにあるのは一つの主従。

 ベッドで横になる女性は何をするでもなく、ただ虚空を見つめる。
 窓際に腰掛ける男もただ蒼天へとその視線を向ける。

「なぁ、式」

 男がぼやく。

「なんだ?」

「いや、なんかしねぇの? ここ三日ばかし、ずっとホテルに篭もりっきりじゃねぇか」

 そう。
 両儀式はここ三日ほど外を出歩かず、何をするでもなくホテルに滞在している。

「お前はどうなんだ、ランサー。何かしたいこと、ある?」

「あー、そりゃ俺は戦いたくて召喚なんぞに応じたんだからよ。
 誰かと戦いてぇってのはあるな。
 お、そうだ。あの姉ちゃんの約束今日じゃなかったか?
 それに乱入するとか」

 あの姉ちゃん、とは蒼崎橙子のことである。
 彼女があの少年のようなサーヴァントとの約束を果たすとしたら。
 今夜、新都中央公園に出向けば会えるだろう。

「やめといたほうがいい」

「なんでだ?」

「あいつに関わるとロクなことがない」

 その言葉に疑問符を浮かべるランサー。
 自分から関わってる節があるのに、関わるとロクなことにならないという。

「何だ、式。お前、あの姉ちゃん嫌いなのか?」

「ああ。大嫌いだ」

 より疑問符が大きくなる。

「じゃ、なんで一緒にいるんだ?」

「───────」

 それに式は答えない。

 一つは幹也がそこにいるから。
 もう一つは式にとって一緒にいていい人間と一緒にいたくない人間がいる。
 いていい人間ならたとえ嫌いだろうと付き合っているのだ。
 嫌いに分類されるのは橙子、好きに分類されるのは鮮花や藤乃である。

「ま、いいけどよ。それにしても暇だね」

「行きたかったら行っても構わないよ。
 別に止めはしないから」

「あー、まあ、そうなんだが……」

 ランサーの性格からすれば、そこに戦いがあると知ったら即座に出向くだろう。
 しかし過去の記憶、いや記録がそれを拒む。
 マスターの側を離れることを、頑なに拒み続ける。



 そこへ。

 コンコンと扉を叩く音。

「誰か来たぞ」

「────わかってる」

 面倒そうに起き上がり、ドアへと歩いていく式。

 ガチャリと扉の鍵を開く音。
 それと共にドアノブは勢いよく回され、式は引っ張られるように前に倒れ掛かる。

 それを支えたのは────。

「幹、也────?」

「式!」

 人目など気にすることもなく、幹也は式を抱きしめる。
 それに抵抗する様子もなく式はされるがままになっている。

「幹也。なんでお前がここにいるんだ?」

「なんでって……。式が心配だったからだよ」

「………とりあえず離せ」

「あ、うん、ごめん」

 そう言って室内へと戻る式。
 それに次いで幹也も中へと入っていく。

 室内にランサーの姿はなく、霊体化しているようだ。
 だが。

「ランサー、出てきてもいいぞ」

「あん? その坊主、一般人だろ?」

「ああ、でも一応こっち側にも関わりのある人間だから。
 それに聞いてもこいつにはわかんないよ」

 さらりとひどいことを言ってベッドに腰掛ける式。
 幹也は突然現れた男に驚きながら疑問を口にする。

「えっと……どちら様ですか?」

「俺か? 俺は式のサーヴァント、ランサーだ。よろしくな、坊主」

 にへらと笑う青い男。

 それに幹也は困惑を膨らませる。
 サーヴァント? 日本語に訳すと………奴隷?
 ────いやいや。式がそんな……いや……しかし……まさか………。

「し、式! 君いつからそんな───!」

 ギャーギャーと喚く幹也を余所に

「おい、式。この兄ちゃん絶対勘違いしてるぞ」

 それをくつくつと笑いながら眺める式。
 心の底から楽しそうに、式は笑う。







 とりあえず誤解を解いて事なきを得た。
 幹也が式の説明を完全に理解したのか、できたのかは不明だが。

 その後、落ち着きを取り戻した幹也がこれまでの経緯を式に話した。

 十日ほど前、いきなり橙子が事務所を空けると言い出し、説明を訊く暇もなく出て行った事。

 探すことに関しては一級品である幹也。
 とりあえずデスクの上に残されていた資料から冬木市に当たりをつけ、探し出そうとした矢先、橙子から一本の電話が入った。

 曰く、“お前がいると邪魔だから来るな。来たら即刻クビだ”、と。
 脅迫とも取れる内容に呆然としながらどうするべきか考えていた時。

 再度、橙子から電話がかかってきた。
 曰く、“私がついているんだ。式に心配などあるわけがないだろう? 君は残った仕事でも片付けておけ”と一方的に自分の言いたい事だけを言って即座に切られてしまった。

 もちろんそんなものは橙子の大嘘であるにも関わらず、人の良い幹也は橙子の言葉を信じることにした。

 無論、無根拠に信じたわけではなく、橙子が魔術師であることも知っているし、式と一緒にいるなら大丈夫だろう、と二人を信じることにしたのだ。

 それでも心配は募り、中々帰ってこない二人に業を煮やしていた時。
 橙子から三度電話が入り、曰く、“仕事は終わった。式は冬木市にいるから会いたければ勝手に行け”と、またも言いたい事だけを言って切られてしまった。

 しかも何かに怒っているようだったが、それは幹也の与り知らぬところ。
 漸く式に会えると思い、こうしてホテルまで押しかけたのだった。

「式。仕事、もう終わったんだろう? なんで帰らないんだ?」

 それは当然の疑問。
 仕事が終わったのならこの地にいる意味はない。

 式が口を開く。

「まだ、何かあるんだ───」

「? 何かって?」

「まだオレは帰れないよ。まだ、終わってない」

 それきり黙ってしまった式。

 月が満ちるほど濃くなっていく何かの気配。
 それを直感で感じ取っているのか。





 ───そう。
 まだ幕は閉じていない。

 終わりを見るまで、演者の途中退場は許されていないのだから。









後書きと解説

前半はアーチャーに託されたものを整理する感じでした。
死しても皆に何かを遺せるってのはそれが生きた証ですから。

桜の資質はどうなんでしょう。
属性は架空元素(虚数)だったけどでも間桐の水属性に染められたとかなんとか。
それをなんとかすれば……。(なんとかなるのか?)
魔術回路自体は凛と同じくらいらしいですが、まともに魔力通したことなさそうだしなぁ。
まぁ黒桜じゃないので資質だけ、って感じですかね。
成長に期待しましょう。って行くのかどうか、書くのかも不明ですけど。

あれー、幹也でちゃいました。
理由はぶっちゃけ後付です。それなり無理がないように努力はしましたが……。
さすがの幹也も知らない男と式が一緒にいたら取り乱すかなー、と。

式の一緒にいてもいい人間の、藤乃は好きか嫌いかどちらなのか。
作中じゃ嫌いな方っぽいけど橙子さん一人だけの方が際立つかな、と思いまして。
まあ、対して重要なことでもないのでいっかな。






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